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Misc -大体はオススメの資料だ-『鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集』『図説 日本妖怪大全』絵描き的に興味深いのは当然後者、水木しげる御大による『図説 日本妖怪大全』です。解説に引用されてる昔話がほとんど関係ない話だったりするあたり、水木しげるの本だなあと思えるわけです。一つ目ってだけで全然違う話引っ張ってたりな。一つ目のお化けが世界中にどんだけいると思ってんだ!多分世界で一番知ってるくせに! んでまあ、その辺に興味があって多少読み始めると、石燕は観て見たくなるよね。と言うわけで『鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集』。イラストとかで妖怪モノを描くときゃ、水木しげるじゃなくてコッチをパクらないと、あとで顔が真っ赤になったりします。水木しげる御大は、結構、出鱈目なビジュアルイメージを引用したり、説明と矛盾する描写をしたりしてるので、石燕初出の妖怪に関しては石燕を観とけ、と。それ以前のは知らん、頑張って探せ!翻って、石燕の間違いを水木御大が正してたりなんかするので、その辺は調べても調べても埒が明かないんだけどねー。「おどろおどろ」とかね。妖怪大全に載ってたっけこいつ。まあいいや。 『名倉靖博画集 ムーミン』TVアニメ『楽しいムーミン一家』のデザイナーにして、本質的な立役者、名倉靖博画伯。
最近、2001年のアニメ版『メトロポリス』 ムーミン。嗚呼、ムーミン。ねえ、ムーミン。こっち向けコラ。ハセガワサンはそんなに年食ってないので、フローレンがノンノンと呼ばれていた「こっち向いて」の時代は知らんのだけれど、名倉靖博の『楽しいムーミン一家』は小学生の頃に直撃を受けた世代。え、十分年食ってるって?うるせえ! そんなハセガワサンは、ムーミン谷ではダントツで「おしゃまさん」ことトゥーティッキーが好きです。彼女となら放浪の旅に出てもいい。放浪してたっけあいつ?まあいいや。原作では冬の間に突如登場してるので、多分してます。全部読んでないから知らんのよね。機会を見て文庫全部揃えよう、そうしよう。 で、まあそれ以外に魅力的だなあと思うキャラクタはと言えば、およそ名倉オリジナルなんだな。オタクの例に漏れずアリサ(魔女の子)とか、ナナ(登場するなり行き倒れた美少女)とか。あれ、ナナってオリジナル?だっけ? で、このムーミン画集。前半は美麗な色彩の絵が並んでいて、これはこれでとても楽しめるのだけれど、矢張り嬉しいのは後半。TV・CM用の絵コンテやTV放映用のキャラ稿などがズラズラ載ってて、垂涎もいいとこ。ムーミンと言えばめっきりヤツれてしまわれた岡田斗司夫のムーミンハウスの模型とか、DVDとか、火がつく材料はボチボチ揃ってきてるじゃん。定期的に来るんだよね、ムーミン。 乗り遅れるなよ! でも『楽しいムーミン一家』自体は、素晴らしい回とろくでもない回が入り混じっているので、なんともはや。当時その美しさに鳥肌が立った筈の氷姫とか、観返したらろくでもなかった。あとタイムマシンの出てくる回とかな。誰だあれやったの。リトル・ミィがスナフキンに惚れた!?とか騒ぐ回とか。ミィはスナフキンの姉貴だトンマ!!誰もそれに言及しないのな。回らなくなってたんだろうなー。色々と。
『Albinus on Anatomy』 アルビヌスの解剖図版銅版画のメッカとなっていた18世紀のオランダ。そのライデン大学の解剖学の先生、アルビヌスが、銅版画家の親爺(確か職人の名も普通に残ってた筈だけど失念。本書をちゃんと読めば出てるかも知れない)と頑張って作り上げた、歴史に残る名図版が、この「アルビヌスの解剖図」である。 あんま長い説明は要らない。兎に角ただもう、オススメ。買え。買いなさい。 白骨→外層筋肉→中層筋肉→なんかもうスジとか、の順に、それぞれ前後からポーズを取った「検体君」の2葉ずつが収録され、さらに各パーツのアップと、それらに対する解剖学的な説明(名称が引っ張ってあるだけだけど)で構成されているのだけれど、当然、見所は前半のフル・ショットの立ち姿。これがオリジナルの銅版画からとなっています。(多分)プリントされた銅版画を指して「オリジナル」ってのもなんだけど。これらがまず、当然のこととしても、銅版画として美しい。出来ることなら、もっとでかい、高価な印刷で拝みたいものだけれど、貧乏カット描きには無理の無理無理。よく言われている背景の工夫も素敵。だってあんた、背景に広い面積で暗い調子を置きたいなあと思ったときに、「よし、じゃあサイを描こう」とか思わないだろ。普通。でもいるんだもん。サイが。優雅にポーズを決める、解剖死体の後ろに。 結局説明しちゃったけど、兎に角ただもう、オススメ。買え。買いなさい。
『Uno Tarino』Ashley Wood 近作画集堂々の200ページ。とりあえずこの本から適当にパクってれば一年間は保つんじゃねえの? 漫画絵描きたるもの、こう言うイイものを観てしまうと、どうやったって何かしらをパクってしまう。それをやらんのは、 @そもそも観る目がない A無意識にもパクれる腕がない B実はAsh御大よりレベルが高い人である …のどれかに該当すると断言せざるを得ない。 つーか真似して行こうぜ!と言うまでもなく、多分みんなその為に歯を食いしばって汗を流す日々を送っているのに違いないのだけれど、そろそろこの話題に変な反応する人減ってるといいなあ。「自分の好きな絵描きはオールオリジナルの天才です!」なんて信じられても、絵描きの方が困るよ。くだらないイタズラとか出来なくなっちゃうじゃないか! 幸いにして、ハセガワサンはそう言う評価を受けたことはないのだけれど。 絵描きは「巧い」と言われるよりも「好き」と言われた方が、そして更に「フフフ…この絵に見え隠れしてる PHIL HALE の『この』ラインいいですよねえ」とか見抜かれた方が嬉しいんだよ。だってそう言うメッセージっつうか「同好の士求む」と言うオーラを、作品にこめてるんだもの。基本的にオタク同士のコミュニケーションツールなんだと思うなあ漫画絵って。だからみんな描くじゃん。同人誌作るわけでもないオタクも。 でもたまに、素で怒っちゃう作家さんもいらっしゃる。難しいなあ。あと、ハズレてるのに執拗に言い張るのもどうか。それは当然ハセガワサンがよくやるのだけれど。
『フライング・カラーズ 2』小池繁夫の制空権買っといて良かったと思うよ。うん。マニアックな機体から有名どころまで、嫌味のない趣味のよいチョイスで描かれているし、必要な薀蓄はひと通りコメントされているしで、至れり尽くせり。何より絵が綺麗過ぎ流麗過ぎ。
↑折角なので写真撮ってみたけど、問題があればすぐ引っ込めますよ。これはマッキのレーサー。ハインケルHe70にしようかどうしようか迷ったので、公式サイトのリンクを貼っておこう。画集の価格が印刷品質に比例してまともなので、このサイトを観てじっくり考えるとよろしい。 『Ma.K.モデリングブック』Kow Yokoyamaの兵站術メカ者必須の書。説明も要らんだろ。ベラボウに格好イイMa.K.の本だよ。メカ好きなら買っとけ。他のオタクも買っとけ。 プラモ作るやつは、既に持ってるはず。持ってないやつは実は模型作ってないだろ。今まで作ったのは全部、夢か幻に違いないよ! 『Relativision』空山基実寸大作品集『メタリコーン』とこれは持ってると重宝しますぜ。 装丁とかが酷いけど。『VENOM』とかの装丁が好きだなあ空山画集では。でも多分、これと『The complete works of Hajime SORAYAMA』は売れたっぽいので、これらの路線は続くことであろうよ…ファック。ハセガワサンは、安っぽいのを狙った装丁とか、そもそも本当に安っぽい量産品とかの空気が大好きなんだけど、それを狙って滑った上に全然安くないものは大嫌いなんだ。素直に高級っぽく格好よくまとめとけ。 |